思い出すのはラダックの新年、ローサル

2023年の旧正月、春節は、今日、1月22日🌟
 
コロナによる移動制限のない春節ということで大盛り上がりとテレビで見ました。
 
春節で思い出すのは、ラダックの新年ローサル✨
 
インド北部、ヒマラヤ地方に位置するラダック。
 
とても素敵なところで、通っていたことがあります。
 
新年のローサルにも行ったことがあります🌟
 
中国と同じ太陰太陽暦のチベット歴を使う、ラダックの人々。
 
ローサルだけは、チベット歴の新年の2か月前に行います!
 
17世紀初めのこと。
 
ギルギッドにあるスカルドゥという町をめぐってバルチ国と戦いをしていた、ナムギャル王朝8代目ジャムヤン・ナムギャル王。
 
バルチスタン国のアリ・シャー・カーン王と、新年のお祭りの終わるまでは休戦にしようと取り決めがありました。
 
ジャムヤン・ナムギャル王は「ローサルを2か月前倒しで行う」と決め、一足早くお正月を終え、敵国に戦いを挑んだそうです。
 
それから、ラダックでは新年はチベット歴の2か月前に行うと決まっています。
 
不意打ちではないの!?と思うところもありますが…
 
2か月前倒しでお正月をして戦いに挑んだジャムヤン・ナムギャル王。
 
戦いに向かう峠で猛吹雪に会い、味方勢とはぐれてしまいました。
(暦を変えたからでは…)
 
ジャムヤン王はアリ・シャー・カーン王に捕まり、ラダックはバルチ軍に占領されてしまいました。
 
バルチスタン軍がラダックから自国に帰るときに、アリ・シャー・カーン王は、ラダックの統治はお前に任せよう、とジャムヤン王を釈放。
 
その代わりに自分の娘と結婚するように、と取り決めました。
 
この結婚によって2国間で平和が訪れました。

今でもチベット仏教圏のラダックでイスラムの人々も多く住んでいる理由です。
 
王様の決定が今も守られ、暦が変わってしまったと思うととても面白い!
 
ちなみに、ジャムヤン王の息子はセンゲ・ナムギャル王。
 
今でも残る、美しいレー王宮や世界遺産のヘミスゴンパなどを建てたとても力のある王様です。
 
素朴なラダックのお祭りを思い出しながら、懐かしの写真を引き出してきました。
 
ここのところ海外での思い出を聞かれることが良くあります。
 
少しずつ、思い出したら書こうと思います!

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